11/5 ヴォルフスブルクへ

帰国前日。

今日はヘルタのアウェイ試合があるので、ヴォルフスブルクへ向かう。ちょうど試合前に、アイスホッケー・アイスベーレンのヴォルフスブルクでのアウェイ戦があり、アイスホッケー会場とフォルクスワーゲン・アレーナは歩いて10分ほどだったので、はしごすることにしていた。ホッケーは14時からだったので、10時半過ぎのICEでヴォルフスブルクへと向かい、ヴォルフスブルクにはお昼前に到着。

着いて、昼食を取ろうと思い、駅近くのアウトレットが日曜の特別営業日だったので行ってみる。しかし、キッチンカ―か、スターバックスかの選択で、小雨も降っていたので、ここでは食べず、フォルクスワーゲンの誇る車のテーマパーク・アウトシュタットへと向かう。

結局、アウトシュタットにあるセルフサービスのレストランで食事をとり、14時からのアイスホッケーの試合へと向かう。ホッケー場はフォルクスワーゲン・アレーナの奥になるので、地図を片手に歩いていく。(下の地図を参照)スタジアムの脇を通ったが、さすがにサッカーの試合までは時間があったため、サポーターの姿はほぼ皆無。

アイスホッケー場は、こじんまりとした感じのアレーナだが、中に入ると満席。ベルリンからも距離が近いこともあって、多くのアイスベーレンのファンが詰めかけており、試合中もホームの声援を凌ぐ声量でアイスベーレンの応援の声が響いていた。アイスホッケーも熱い応援が繰り広げられ、いい雰囲気の中試合が行われるので、サッカー観戦のついでにぜひ見てもらいたいなと思う。試合は、試合を優勢に進めたベルリンが5:2で順当に勝利。

【チケットについて】

ヴォルフスブルクの公式サイトから試合の2週間ほど前に購入。(ベルリンから多くのファンが訪れたこともあり、チケットは完売し満員。)メインスタンドなどにも多くのベルリンのファンが陣取っていた。

アイスアレーナを出て、いよいよフォルクスワーゲン・アレーナへ。ベルリンからもたくさんのバスが止まっており、気分は高まる。入り口横のコンテナに荷物を預け(2€)、スタジアムの中へ入る。試合は18時からでまだ時間があるので、電子マネーカードを買い(デポジット10€)フラムクーヘンを食べる。日本と違いドイツのスタジアムでは、飲食は楽しめないが、それは致し方ない。

席は2階席の立見席。ちょうど席についてすぐ選手たちがウォーミングアップへやってきた。残念ながら原口選手は、この日の遠征メンバーから外れていたが…。

キックオフが近づくとともに気分はさらに高まり、ヘルタからヴォルフスブルクへ移籍したブルックス選手の選手紹介に周りの人たちと共にブーイングを浴びせ、キックオフを迎える。

試合が始まる。なんといきなり開始20秒でイビシェヴィッチ選手のゴールで先制。盛り上がるゲストブロック。ヘルタが苦手とするアウェイ試合。先制点で流れに乗るか思いきや、あっさりヴォルフスブルクがネットを揺らす。「あっさり追いつかれた」と思ったが、ビデオ判定でひっくり返る。そのあともヘルタは今一つのリズムのまま、今度はPKを取られる。だが、ゴメスがバーに当ててくれる。その数分後、再びヴォルフスブルクがゴールしたが、またビデオ判定でゴールは取り消しに。これにはヴォルフスブルクのサポーターは当然ブーイング。スタジアムにいると、ビデオ判定は何を検証しているか分からないので致し方ないと思う。電光掲示板に映像が出ればよいのにと思う。

この直後、ヴォルフスブルクサイドから「ドイツサッカー協会のくそったれ!」と声があがる。こにヘルタも応え同じく返す、また、ヴォルフスブルクが返し、最後、ヘルタ側は「VFL(=ヴォルフスブルク)のくそったれ!」と返し、ゲストブロックは笑いが起きる。周りの人と同じくこれには思わず笑ってしまった。

試合の方は、リズムが良くない中で、何とか救われ続けたヘルタだったが、前半のうちにひっくり返され、折り返す。

後半、レキック選手がFKにあわせると目の前のゴールにゆっくり吸い込まれ、同点に。だが、数分後、再びリードを許す。

たまらずゼルケ選手を入れ、打開を図ろうとするが、時間だけが過ぎていく。散発的な攻撃を続け、やっぱり時間だけが経っていったが、シェルブレット選手の縦パスからゼルケ選手がこぼれ球を押し込み同点!このまま試合は3:3の引き分けで終わったが、ゲストブロックは盛り上がって終わった。試合最終盤には、ヘルタのチーム賛歌である”Nur nach Hause"も歌え、本当に楽しい90分となった。

スタジアムの外へ出て、荷物を受け取り、電子マネーカードを払い戻す。その後、15分ほど歩いて、ヴォルフスブルク中央駅へ戻り、帰りのICEを待つ。駅はベルリンへ戻るヘルタのサポータであふれ、構内のマクドナルドには長蛇の列ができていた。

特にすることもないので、列車の到着時刻より少し早めにホームへ行き待っていると、ほどなくして40分の遅延という放送が…。仕方がないのでホームの待合室に入り、同じように列車を待つヘルタサポーターと列車の到着を待つ。近くでは、誰ともなくヘルタの応援歌が流れ、数人が大声で歌い続けていたりと、待ち時間は飽きることはなかったが。

結局、ベルリンへ戻ってきたときには、55分の遅れ。ホテルへ戻った時は、日が変わっていた…。

【チケットについて】

ヘルタ公式サイトにあるアウェイ試合のチケット購入サイトで購入しようとしたところ席の選択後、進めなくなった。

問い合わせてみたところ、ドイツ国外からの購入はできないとのことだったので、クラブにメールで取り置きを依頼。

ゲストブロック36は2階席で、価格は19€。

Hertha公式ニュース